イミノ二酢酸キレート樹脂をカラムとして用いる全自動オンラインカラム誘導結合プラズマ質量分析法による河川水に含まれる希土類元素の定量
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概要
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河川水にごく微量レベルに存在する希土類元素を測定するために,イミノニ酢酸キレート樹脂をカラムに用いた全自動オンラインカラム誘導結合プラズマ質量分析法を開発した.本法を用いて河川水標準物質であるSLRS-3に含まれる希土類元素の定量を行ったところ,参考値とよい一致を示した.本法を東京の中央を流れる神田川の河川水に応用し,希土パターンを求めたところ,0.45μmメンブランフィルターで濾過した試料及び0.45μmメンブランフィルターで濾過した試料に酸を加え加熱処理をした試料において,Gdの正の異常が確認された.このGdの正の異常は,磁気共鳴イメージング(MRI)造影剤として使用されているGd化合物の河川への流出による可能性が考えられる.
- 2003-08-05
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