計算機モデルを用いたパソコン言語訓練システム
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概要
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CAIは、従来のフレーム型と、人工知能の応用として最近注目されているICAIに大別される。フレーム型CAIでは、教材プログラムは複数のプログラム・フレームから構成され、フレーム内に教材(教育対象の専門知識)と教育手順を混在して記述するため、学習者は質問の形で専門知識の参照を行えない。それに対し、ICAIでは専門知識と教育手順とを独立して記述するので専門知識の参照が可能となる。しかし、専門知識をIF〜THEN形式で断片的に記述する従来のルールベース型CAIでは、基本的な原理/原則(深い知識)は表現できず、そこから得られる現象/結果(浅い知識)のみを表現する。このため、事前に用意した浅い知識以外には学習者からの問合せに対応できず、対応の柔軟性に問題がある。パソコン言語訓練システムはこのような背景のもとに開発するもので、初心者を対象としてコンピュータの基本原理とプログラミングの基礎知識を教育するための、モデルベース型CAIである。モデルベース型CAIは、深い知識までも対象としてモデル化し、そのモデルが学習者に回答する。したがって、学習者からの多面的な問合せに柔軟に対応できる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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中山 康子
株式会社東芝研究開発センター
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中山 康子
(株)東芝 研究開発センター ヒューマンインタフェースラボラトリー
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中山 康子
株式会社東芝 研究開発センター 情報・通信システム研究所
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会田 一夫
株式会社東芝 総合研究所
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