時刻印方式における部分後退復帰
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概要
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分散データベースシステムにおける代表的な並行処理制御として、時刻印方式が知られている。従来の時刻印方式においては、操作衝突が生じたとき、必ず時刻印の小さい処理単位が後退復帰されるようになっている。そのため、我々は後退復帰対象を動的に決定する時刻印方式を提案した。[4]で提案した方式の一つの特徴として、処理単位の部分後退復帰[2]が可能となった。本稿では、分散データベースにおいて処理単位の部分後退復帰が必要であることを示し、[4]に基づく部分後退復帰の実現方法について検討する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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