WWW-OODB連携システムを用いたコンテンツ管理の実現
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概要
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WWW上に存在するコンテンツをデータベースに格納し, WWW-OODB連携システムによりそれらのコンテンツデータをユーザに提供する方法について述べる。従来のWWW上のコンテンツデータの管理はファイルベースで行われていたが, データ量(WWWページ数)が多くなると, リンクの張り替えなどの保守作業が煩雑になってしまう。そのため, データベースを利用してコンテンツデータを統一して管理することが望まれるが, HTML文番に変換してHTTPサーバに返却するためのCGIプログラムを作成しなければならないなどの複雑な作業が必要になる。そこで, データベースに格納されているコンテンツデータをHTML文書に変換するために, OODBMS PERCIO上に現在開発を行っているWWW-OODB連携システムを利用する。本システムでは, あらかじめ与えられたHTML, テンプレートにコンテンツデータをHTML形式に変換して埋め込む方式を採っており, 必要最小限のコンテンッ管理で済むようになる。また, 複合オブジェクトを展開するための変換規則により, オブジェクト指向モデルでモデル化されたコンテンツデータをその構造を活かしてHTML文書内に埋め込むことが可能になる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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