大規模オブジェクト集合を対象とするハッシュ結合演算方式
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概要
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様々なデータ構造を扱えるオブジェクト指向データベース管理システム(OODBMS)では、エクステントを含めた任意個のオブジェクト集合を実行時に定義することができるので、それらの間の結合演算は関係データベース管理システム(RDBMS)よりも多様で複雑であると考えられる。結合演算はアルゴリズムや要素数により膨大な処理時間がかかってしまうことがあるため、その実装には細心の注意が必要となる。本稿では、大規模オブジェクト集合を対象とする結合演算の高速化技法の一方式としてハッシュ結合演算方式について述べる。GRACEハッシュ結合演算方式に基づき、演算中のメモリ利用効率やディスク入出力を考慮して、中間集合管理にオブジェクト識別子(OID)を利用し、バケットサイズを動的に調整する機能を持つことを特徴とする。本方式による結合演算はOODBMS PERCIO上に実装済みであり、その性能評価についても述べる。
- 1995-03-15
著者
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