哲学思想書における概念構造の視覚化と操作可能性に関する研究
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概要
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近年, 認知活動の状況依存性に基づいたインターフェイス研究がさかんである。すなわち, 人間の認知活動はその人間の持つ内的知識とその人間が認知活動を行う場=「情報環境」との相互作用, インタラクションと深く結びついており, このインタラクションの場を提供する情報環境を適切にデザインすることで知的活動の支援を促すことが期待される。我々は哲学・思想書などの文献を対象に, その内容を電子媒体を用いて外化(視覚化)し, 操作可能性を付与することで, 文献解釈支援のための情報環境の構築をめざしている。本稿では江戸中期に独自の自然哲学思想「条理学」を打ち立てた三浦梅園(l723-89)の『玄語』を対象に, 論理式による推論表現を用い, 外化作業に必要となる概念構造の解明を試みた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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