電子文書化された三浦梅園の主著『玄語』
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概要
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江戸中期の思想家、三浦梅園の主著『玄語』を電子文書化し、これをもとに解釈作業を試みた。その結果、『玄語』は梅園が構想した地球生態系に関する論理モデルの命題群の集まりであり、これを対称性と階層構造、図による関連づけなどの明確な構造のもとに記述したものであることが判明した。これは『玄語』そのものが「紙」メディア上に表現された「ハイパーテキスト」であることを示唆していると報告者らば考えている。本稿ではこの間の経緯の詳細を報告するとともに、今、報告者らが試みている『玄語』のハイパーテキスト化構想の概要について紹介する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-01-27
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