グラフィカルエディタ作成用ツールキットGIST(2) : 対話処理の実現方法
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概要
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GISTは対話型アプリケーション,特にグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を用いたアプリケーションの開発を支援するためのものである.GUIはマウスなどのボインテイングデバイスを用いてグラフィックスと対話する視覚的な操作環境であり,キャラクタディスプレイの時代に比べ,ユーザにとっては画期的にLook&Feelで扱いやすくなった.しかし,2次元のグラフィック平面上にユーザがインタラクションする場合の数は,飛躍的に増大し,そのインタフェース(対話処理)を設計することの複雑さは増大している.複雑なアプリケーションではその設計をおこなうために状態遷移図を用いて動作を表現する必要がある.GISTでは,オブジェクトの構造化された状態に応じたアクションを記述できる枠組を用意し,対話処理の構築を容易にした.本稿ではGISTにおける対話処理の実現方法について説明する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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渡邊 多恵子
横河電気(株)オープンシステム研究所
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渡邊 多恵子
横河電機株式会社オープンシステム研究所
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井上 健
横河電機株式会社RDITプロジェクトセンター
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Topka Terry
Corporate Research And Development
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Brown Paul
Generai Electric Company
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土田 崇
横河電機株式会社オープンシステム研究所
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村田 なつめ
横河電機株式会社オープンシステム研究所
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上原 みな
横河電機株式会社オープンシステム研究所
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井上 健
横河電機(株)オープンシステム研究所
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井上 健
横河電機株式会社 R&d It プロジェクトセンター
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