時空間オブジェクトモデルの基本設計 : ミクロ交通シミュレーションへの適用検討

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概要

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RWCプロジェクトの一環として、「時空間オブジェクトモデル」の研究を行なっている。本モデルは、超並列マシン上での実現を目指し、通常のオブジェクトに加え、時間および空間を管し、不特定のオブジェクト間の通信を媒介する「場」の概念を導入した。これにより、従来の並列オブジェクトモデルに並列性を損なわずに柔軟性を与えることができる。また、時空間オブジェクトモデルの適用事例としてミクロ交通シミュレーションを取り上げた。ミクロ交通シミュレーションとは道路全体の交通流量をおおまかにシミュレートするのでなく、1つ1つの車や信号をオブジェクトと見なしてシミュレ一卜するものであり、超並列マシン上での実現を目指した時空間オブジェクトモデルの応用として適したものであると考える。この適用により、時空間オブジェクトモデルに必要な機能・実装方法に関する検討を行なった。
一般社団法人情報処理学会の論文
1993-09-27

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