RACOON : 機能設計支援システム
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概要
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現在、回路規模の大規模化にともない、機能、論理、レイアウト等の各設計段階でのCAD依存率は高くなっている。機能設計段階においては、機能設計仕様をブロック図、タイミングチャート等で表現した後、機能記述言語を用いてハードウェア機能を人手で記述し、その機能を機能シミュレータにより検証する方法が一般に行なわれている。しかし、一度ブロック図等で設計したハードウェアを機能記述言語を用いて表現し直し、機能検証することは相当な工数がかかり、誤りも入りやすい。さらに、シミュレーション実行後にハードウェア構成を変更する際、シミュレータの直接の入力となる機能記述に対してのみ修正が行われることがしばしばある。このため、修正結果が図面に反映されず、図面かドキュメントとして意味を持たなくなるという問題が生じる。そこで今回、上述した問題を解決するために、RT(Register Transfer)図面の入力、機能検証を容易に行え、さらに図面とハードウェア記述の対応がとり易い機能設計支援システム" RACOON"を開発したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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佐藤 克也
Necアイシーマイコンシステム(株)
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河原林 政道
日本電気(株)
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村越 昌博
日本電気(株)
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渡邊 祐子
日本電気(株)
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福田 博之
日本電気(株)
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堺 茂樹
日本電気(株)
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佐藤 克也
日本電気 アイシーマイコンシステム(株)
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河原林 政道
NEC ULSIシステム開発研究所
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河原林 政道
Nec Ulsiシステム開発研
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