N-gramによる同形語の読み分け
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概要
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テキスト音声合成において, 同形異音語 (homography (例)「wind/wind/./waind/」, 「行っ/イッ/,/オコナッ/」)を読み分けることは, 読み付与の精度向上の観点からきわめて重要である。先行研究において, N-gramによる読み付与の可能性についての基礎的調査がなされている。また, 我々は実際に実験システムを作成して評価を行っている。同形異音語の読み付与(読み分け)も同一の枠組みで行っていたが, 読みを決定する手かかり語(文字列)が, 挿入句および長い付属語により, 参照できないことがあった。そこで, 隣接のN-gramに加え, 非隣接のN-gramを作成して手がかり語に参照するようにした。評価実験の結果, 最大0.59%の精度向上が得られたので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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