PRAMプログラムからPVMプログラムへの変換
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概要
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近年、並列計算の研究開発が盛んであり、独自のプログラミング方式を備えた様々なアーキテクチャが存在している。そのような状況において、アーキテクチャに依存しない、汎用的な並列プログラム記述手法の開発が切望されている。この問題に対して、仮想並列計算機PRAMをプログラミングパラダイムとした言語を設計し、各種並列計算機に実装することによる解決を試みる。PRAMは共有メモリと共通クロックを持つ板想並列計算機であり、同期命令を要さない。また、複数のメモリモデルが用意されており、問題に適切なモデルを選択することで、並列プログラムを簡潔に記述することが可能である。本稿では、PRAMプログラムから分散型並列計算環境のプログラムへの変換可能性について考察し、実現の一部として、PVMライプラリが用意されている計算機上での実装を試みる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
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