検印付き電子メールによる回覧システム

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概要

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近年、エンジニアリングワークステーションの発展とともに、電子メールシステムが、その高速性や受信者の時間を拘束しない点などで、文書に替わる高速伝達手段として、企業内でも盛んに利用され始めている。しかし、日本国内のビジネス文書には必須である印鑑が利用できず、現状では重要な文書には余り適用されていない。この問題を解決するため、我々は「零知識証明技術を利用した検印付き電子メールシステム」を提案し、電子メールへの検印を開発したが、今回は更にビジネス文書の大半を占める複数名による検印と、コメント文章の追加が可能な回覧を、UNIXシステム上で「検印付き電子メールによる回覧システム」として開発したので報告する。
1992-09-28

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