零知識証明を利用した検印付き電子メールシステム

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概要

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近年、エンジニアリングワークステーションの急速な発展とともに、電子メールシステムの利用がますます盛んになってきている。特に、電子メールの高速性や、受信者の時間を拘束しない点などで、ビジネス社会での重要性が増すようになり、文書に替わる高速伝達手段として、企業内でも盛んに利用され始めている。しかしながら、従来の日本国内のビジネス書類では必ず利用されている印鑑が利用できないため、重要な意味をもつ文章などにはあまり適用されていないのが現状であった。そこで今回、暗号技術の1つである零知識証明技術を用いて、UNIXワークステーション上で、従来の印鑑の役目を果たす、検印(署名)付きの電子メールシステムを実現したので報告する。
1992-02-24

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