モンドリアン・パタンとしてのコンタ・パタンCPと,その基礎のコンタ・ベーシックCBについて

概要

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平面的線路系としての抽像画パタンAP系,その基礎系としての,狭義のモンドリアン・パタン(画家モンドリアンの)MP系は,T,+の2種交叉点のみの連鎖系である(矩形線路の接続部)。広義のMP系としては,それに含まれる交叉点として,-,|,Lの3種を加えたものである。一方今回のコンタ(本来は地図の等高線図の様な周回的に閉じている画面)パタンCP系は,Lを主に-,|を加えた部分パタンのみの連鎖系で,Tや+のような分岐部分を一切含まない系である。普通のMPは巾のある黒線で各矩形ブロックは境されている。この黒線を道路パタンとすれば,これは今回の意味のCPでもある。MPのような抽象画でさえも,その被写体としての元型体(パタン)は3次元体の集合であって,例えば山のような,ピラミッドのような建造物系をユークリツド幾何的に上部から眺め,描写したものは,今回のCPでもある。普通の迷路系(DD:デダール)はその部分系として,このCP系を含むことになる。今回は基礎パタンとしてのコンタ・ベーシックCBについて考えた。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28