OSI TP/RDAを利用したアプリケーションの設計 : (1)システム概要
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概要
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情報通信市場では、分散トランザクション処理及び分散データベースの技術を基盤とするシステムが多くを占めている。これらは、システム基盤を提供するベンダのアーキテクチャに依存するものが多く、一般に異なるベンダのシステム間を接続することは困難である。このため、国際標準化機構(ISO)では開放型システム間相互接続(OSI)の標準規格として分散トランザクション処理(TP)、遠隔データベースアクセス(RDA)を規定し、それら規格に基づいて開発されたシステム間の相互接続を可能としている。前回我々は、応用層構造(ALS)モデルに従ったTP、RDAプロトコルマシン(PM)とそのアプリケーション(AP)を開発し、相互接続性を評価すると共に効果的実装方式を提案した。一方、一般に分散システムを利用するAPを開発するためには、AP作成者に業務AP以外の知識、例えば通信プロトコル等、が必要となり、さらにトランザクション処理のような複雑な協調システムでは、その制御を一般AP作成者が行うことは非常に困難である。このため、X/Open等では、分散トランザクション処理システムのモデルを定義し、APが簡易な抽象的インタフェースで分散トランザクション機能を利用できるように検討している。今回、TP及びRDAが国際標準になったことでPMを拡張し、またこれを利用するAPを含めたシステムの設計を行ったので報告する。システムは、分散トランザクション処理及び分散データベースシステムに必要な機能をモデル化した上で、プロトコル機能を抽象的にAPに提供するアプリケーションプログラムインタフェースAPI)、このAPI上に分散データベース操作要求機能を実現するクライアントシステム、及びクライアントからの要求により汎用のデータベース管理システム(DBMS)を操作するサーバシステムより構成されている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
-
関根 徹
松下電器産業株式会社マルチメディアシステム研所
-
関根 徹
松下電器産業(株)情報通信東京研究所
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成田 秀明
松下電器産業株式会社マルチメディアシステム研所
-
本田 邦夫
松下電器産業(株)情報通信東京研究所
-
阿比留 巌
松下電器産業(株) AV&CC開発センター
-
杉本 浩司
(株)松下ソフトリサーチ
-
阿比留 厳
松下電器産業(株)
-
本田 邦夫
松下電器産業(株)
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阿比留 巌
松下電器産業(株) Av&cc開発センター
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関根 徹
松下電器産業
-
本田 邦夫
松下電器産業
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