異種OS相互運用方式の検討 : 基本処理方式
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概要
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半導体技術の急速な進展に伴い、マイクロプロセッサを用いたワークステーションあるいはパーソナルコンピュータの市場は急速な拡がりを見せている。最近では、ネットワークに接続された異機種・異OSの環境においても高度なサービスを提供する分散システムの構築が注目されている。本稿では、ネットワークに接続された異機種の計算機が管理する資源を相互に運用するために、各種ファイルアクセスのためのシステムコールを、特定の機種、特定のOSに依存しない共通性の高い「システムコールピボット」という概念を基本にした方式を考案したので報告する。この方式は、異機種計算機間において、起動されたコマンドやアプリケーションプログラムなどが発行したシステムコールをピボットに変換し、このピボットをシステム間のメッセージの基本単位とすることにより、異種OS間の分散された資源を相互運用しようとするものである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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