インタオペラブルデータベースの実装規約 : 他サービス要素へのマッピング
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概要
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通商産業省工業技術院大型プロジェクト「電子計算機相互運用データベースシステムの研究開発」の一環として、このプロジェクトの研究開発を実施している財団法人「情報処理相互運用技術協会(INTAP)」の第1専門委員会では、異なる計算機システム上に分散配置されているデータベースの相互運用性を確保したインタオペラブルデータベースを実現するため、分散データベース技術の検討及び実装規約の研究開発を行っている。この第1専門委員会では、OSIに基づくネットワークを介して相互運用されるデータベースシステムのモデルとして、開放型データベースシステムモデルを設定し、基本的な相互運用性及び相互参照機能を実現する実装規約を1987年度(昭和62年度)に開発した。この開放型データベースシステムにおけるリモートデータベースアクセス(RDA:Remote Database Access)プロトコルは、OSIに基づくネットワークを介して異機種計算機上のデータベースを相互にアクセスするための標準アクセスプロトコルであるOSI/RDA規格を基本標準として採用し、このRDAプロトコルをOSI各層のプロトコルを使用して実装するためのマッピングの詳細を規定した。本稿は、この第1専門委員会での研究開発状況を報告するものであり、OSI上位層(応用層、プレゼンテーション層、セション層)におけるRDAの他サービス要素へのマッピングの詳細規定及び開放型データベースシステムにおける通信実現上の課題について述べる。インタオペラブルデータベースの通信と転送は文献で述べられている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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