拡張LL(1)パーサ生成系の提案
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概要
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近年、種々多様な言語処理系(コンパイラ)が登場し、また、コンパイラを作るためのシステムであるコンパイラ生成系(コンパイラ・コンパイラ)の開発も盛んに行なわれている。その主たる構文解析手法には、例えばyaccに代表されるいLALR(1)文法とCoCo/Rに代表されるLL(1)文法を挙げることが出来るが、前者は後者に比べてエラー処理において、また、後者は前者に比べて扱える文法クラスの範囲において、それぞれ見劣りがある。そこで、本論文では、下記の項目を作成目標としたコンパイラ生成系の基本方式を提案し、その有効性を考察する。・効率の良い1パスコンパイラで適切なエラー処理を容易に行なえるコンパイラを生成する。・新しい記法を導入することで言語クラスの範囲を広げ、また、解り易い記述にする。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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