オブジェクト指向vs関係データモデル
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概要
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従来型のデータモデルの欠点を補うデータモデルとしてオブジェクト指向データベース/データモデル(以下OODBと略す)に大きな期待が寄せられている。わが国においても実システムの開発が計画されるなど今後のデータベース/データモデルに大きに影響を与えることが予想される。一方現実のデータ処理の大部分は従来型のデータベースによってなされているのも事実である。もしもOODBが本当に優れたものであるならば従来型のデータベースは漸次OODBによって置き換えられなければならないことになってこれは実務家にとって大問題となる。本稿は両者の考え方の基本を考察することによりその本質を明らかにし,実務家がこの問題をどのように考えればよいか一つの判断基準を与えることを目的とする。これらの考察を行うのに際してOODBというものとして何を考えるのが適切であるかという問題が別途存在するが,ここでは非常に基本的な性質から考察を行おうとしているのでたとえば[3]で提案されているような非常に素朴なモデルを前提とする。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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- Haseman,W.D.and Whinston,A.B.著, 鈴木道夫訳編, 鈴木道夫,寺野隆雄訳, 新しいデータベース技術-bit別冊-, 東京,共立出版, 1980., B5., 271p., \2,200
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- オブジェクト指向vs関係データモデル
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