Machにおける仮想記憶のページサイズによる影響
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概要
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UNIXをはじめとして現在多くのOSが仮想記憶を用いており,現在までに数多くの仮想記憶の研究がなされている。CMUにおいて開発されたMachオペレーティング・システムにおいてはターゲットに依存しない仮想記憶管理インターフェースを持ち,仮想記憶の研究における良いプラットフォームを提供している。本論文では,Machの仮想記憶管理システムが提供する仮想ページの機構を用い,物理ページサイズと仮想ページサイズの影響を独立に考慮することによって、両ページサイズがシステム全体のメモリ効率と速度に与える影響についての考察を行なった。さらに実際に物理ページサイズの処理速度に与える影響を計測した結果を報告する。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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宮本 剛
キャノン(株)情報システム研究所
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数藤 義明
キャノン(株)情報システム研究所
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岩本 信一
キャノン(株)情報システム研究所
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柴山 茂樹
キャノン(株)情報システム研究所
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数藤 義明
キャノン株式会社情報メディア研究所
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柴山 茂樹
キヤノン株式会社情報メディア研究所:キヤノン株式会社cybermediaプロジェクト
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