光バスクラスタシステムの仕様と基本性能の評価
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概要
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本稿では, ワークステーションクラスタの分散共有メモリ機構を, 光波長多重回線を用いてハードウェアでサポートした '光バスクラスタ' の第一次試作機 'Euphoria' の仕様, 及びEuphoriaを実際に稼動させて測定した基本性能の評価に関して述べる. Euphoriaはハードウェア・バスプロトコルを光回繰により他ノードまで通信し, cache coherenceを保った分散共有メモリを実現している点でユニークである. 現在のEuphoriaでは光バスアービタにおける回線設定及びキャッシュの一貫性保持動作をアービタ内でソフトウェアにより行っているが, このボトルネックを解消できた場合, ノード間距離100mのシステムでもレスポンスタイムが5μs以内で, 自他ノードのメモリを区別なく自由に参照できるシステムの可能性を示すことができた.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1996-08-27
著者
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数藤 義明
キャノン株式会社情報メディア研究所
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鈴木 茂夫
キヤノン株式会社情報メディア研究所
-
福井 俊之
キヤノン株式会社情報メディア研究所
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数藤 義明
キヤノン株式会社情報メディア研究所
-
柴山 茂樹
キヤノン株式会社情報メディア研究所
-
中村 秀一
キヤノン株式会社精報メディア研究所
-
下山 朋彦
キヤノン株式会社精報メディア研究所
-
濱口 一正
キヤノン株式会社精報メディア研究所
-
鈴木 茂夫
キヤノン株式会社精報メディア研究所:キヤノン株式会社cybermediaプロジェクト
-
柴山 茂樹
キヤノン株式会社情報メディア研究所:キヤノン株式会社cybermediaプロジェクト
-
下山 朋彦
キヤノン株式会社
-
下山 朋彦
キヤノン株式会社精報メディア研究所:キヤノン株式会社cybermediaプロジェクト
-
濱口 一正
キヤノン株式会社情報メディア研究所:キヤノン株式会社cybermediaプロジェクト
-
中村 秀一
九州大学大学院総合理工学研究科情報システム学専攻
-
中村 秀一
キヤノン 情報メディア研
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中村 秀一
キヤノン株式会社情報メディア研究所:キヤノン株式会社cybermediaプロジェクト
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福井 俊之
キヤノン株式会社情報メディア研究所:キヤノン株式会社cybermediaプロジェクト
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