分散共有メモリ上の分散スレッド実行環境の構成と評価
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概要
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本稿では,高速なネットワークで相互に接続された計算機資源をワークステーションクラスタとして効率よく利用するために,分散共有メモリの問題点について主にページスラッシングの点から議論し,分散共有メモリ上にタスク/スレッドモデルに基づくアプリケーションプログラムの実行環境を提供する分散スレッド実行環境(PARSEC: PARallel Software Environment for workstation Cluster)の構成ついて述べる.また,PARSECに用いられているページスラッシング低減と負荷分散を独立に扱うための2レベル・スケジューリング方式について述べる.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1994-07-21
著者
-
数藤 義明
キャノン株式会社情報メディア研究所
-
鈴木 茂夫
キヤノン株式会社情報メディア研究所
-
数藤 義明
キヤノン株式会社情報メディア研究所
-
柴山 茂樹
キヤノン株式会社情報メディア研究所
-
吉本 雅彦
キヤノン株式会社情報メディア研究所
-
鈴木 茂夫
キヤノン株式会社精報メディア研究所:キヤノン株式会社cybermediaプロジェクト
-
柴山 茂樹
キヤノン株式会社情報メディア研究所:キヤノン株式会社cybermediaプロジェクト
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