変数間因果関係データベースを利用した計量経済モデルの作成について : 初期モデルとしての単一方程式モデルの作成
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概要
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計量経済モデルは、経済変数間の因果関係に関する知識に基づいて作成される。しかし、モデルは決定的なものではなく、分析の意図・目的や分析者の主観によって異なる。そのため、最適なモデルが作成されるまでの過程では、その修正が試行錯誤的に繰り返される。この際、モデルの候補を得ることができれば、これをモデル作成過程における'初期値'として用いることができるため、分析者の負担を軽減できる。本稿では、この'初期モデル'としての単一方程式モデルの作成方法について述べる。最初に、2つの経済変数間の因果関係の方向と強さとをデータとして持つ「変数間因果関係データベース」について述べる。次に、このデータベースを利用した計量経済モデルの作成方法を示す。最後に、この方法によって作成した計量経済モデルの実例を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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