変数間の対応関係を事例として利用する計数経済モデルの作成方法について
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概要
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計量経済モデルが,複数の説明変数を含む重回帰モデルの場合,その推定結果の符号が,1つの説明変数しか含まない単回帰モデルの場合と食い違うことがある.この'符号条件'の吟味は,モデルの推定後に事後的に行われるため,モデル作成の際に,試行錯誤が繰り返される.本稿では,この試行錯誤における負担を軽減するために,モデルから抽出した被説明変数と説明変数との間の対応関係を説明変数選択の事例として利用し,モデルを作成する方法とその実例について述べる.最初に,事例としての変数間関係の表現方法について述べる.次に,説明変数の選択結果とモデルの作成例を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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