分散環境に適した情報検索手法の検討
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概要
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最近のコンピュータネットワークの急速な規模拡大により、各種のデータベース、知識ベース、電子図書館、ファイルシステムといった様々な情報ベースが広く利用されるようになっている。これに伴い、複数の情報ベースを統合的に利用したいという要求が高まりつつある。しかしこれら情報ベースのシステムの多くは旧来のユーザインターフェイスを継承しており、必ずしもそのままでは協調的利用に適さない。また本来それぞれが独立に設計、構築されているこれらのシステムの間でスキーマや情報構造の統一は望むべくもなく、複数の情報ベースから得られた情報を矛盾なく統合された形でユーザに提示するには、検索の後処理としてなんらかの情報加工が必要である。本稿では異種分散環境に対応した検索システムの作成を目的として、versionの概念を導入することにより統一されたオブジェクトビューを得るための手法を提案する。検索システムの基本的構成、versionの概念と実現法、および検討と今後の課題について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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