概念構造に基づく類似性と類推の研究 : 一化合物の名称・構造の類推を例にして
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概要
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類推は問題解決システムにおいて必要かつ有効な機能の一つである。類推とは基底領域と目標領域のいくつか対象間に類似性を検出し、その類似性を用いて基底領域の対象で成立する事実や知識を目標領域の対象に変換することにより、問題解決の手がかりを得たり未知の事実などを予測する推論方式である。しかし類推に欠かせない類似性の扱いは概念間の意味関係に関わり処理であるため、意味関係の記述と処理が必要である。概念間の必要な意味関係は全て概念構造によって記述することにして、概念構造を構築する。次に、構築された概念構造に基づく概念間の類似度の測度手法を提案する。応用として有機化合物の名称・構造の類推について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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