形式的仕様記述におけるわかりやすいネーミング
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概要
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形式的仕様記述を用いて動作仕様を定義することにより、ソースコードの自動生成や仕様検証等の支援を可能にする研究が盛んに行われている。しかし、それら高度な支援を実現するために人間にとっての理解性を犠牲にして計算機にとって解釈が容易なものにする場合が多い。一つのシステムを複数に分割して記述した時、各仕様からソースコートを生成する際に、仕様上で同じ名前のものをソースコート上でも同じ名前にしなければならない。そのためにはネーミングに規則を設ける必要がある。また、検証を行うために、名前の意味を解析できることは重要である。ソースコードへの変換を考慮したり、記号に意味を持たせて、仕様上の名前に付加し、それにより解析を可能にするという規則は、人間にとっての理解性を低下させる。これを改善するために、我々日本人にとって最も理解しやすい日本語の文章で仕様を記述するネーミング手法を提案する。本報告では仕様上に記述された日本語の名前をソースコート上の名前に変換するためのネーミング規則、およびその解析アルゴリズム、また本提案による効果について、ATM (現金自動取引装置)向けCASEツールへの適用における、特にメッセージ名を例にとって述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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若松 直樹
株式会社東芝 研究開発センターシステム・ソフトウェア生産技術研究所
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清水 洋子
株式会社東芝 研究開発センターシステム・ソフトウェア生産技術研究所
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玉木 裕二
株式会社東芝 研究開発センターシステム・ソフトウェア生産技術研究所
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小尾 俊之
株式会社東芝 研究開発センターシステム・ソフトウェア生産技術研究所
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小尾 俊之
東芝
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