一変数方程式導出計算の効率向上に関する考察
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概要
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多変数連立代数方程式の数値解法においては,(1)解をすべて求められること(完全性)(2)間違った解を求めないこと(健全性)が重要となる.著者が提案した外接球法は,完全かつ健全な数値解法であるが,一変数方程式導出計算を数多く実行する必要があり,その効率向上が応用へ向けての大きな鍵となる.本稿では,一変数方程式導出計算の効率向上手法とその実験結果について述べる.本稿の構成は以下の通りである.まず第2章において,現在確立している二つの一変数方程式導出計算法を紹介する.次に,第3章で本稿で提案する効率向上手法についての説明を行ったのち,第4章で実験結果を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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