代数不等式制約評価アルゴリズム
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概要
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制約充足問題において扱われる制約の多くは, 等式制約と不等式制約に分類される. 問題を解決する場合, 等式制約は, 変数を1つずつ消去して解を得るために用いられる. これに対して不等式制約は,得られた解の妥当性を検証するために用いられる. 不等式制約を評価する場合, その制約中に現れる変数にはすべて具体的な値を与えておくのが通常である. すなわち, 未知数を含む不等式の評価は, 線形制約など扱いの容易なものを除けば, 一般には行われない. 未知数を含む不等式制約中の矛盾や冗長性を検出できれば, 不要な数値計算を排除することによって, 全体の処理効率を向上させることが可能になるものと考えられる. 未知数を含む代数不等式制約の評価方法について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
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