動画像の特徴抽出マクロ的観点からのオプティカルフローを用いたカメラ操作規定法

概要

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コンピュータと動画像の結合技術における最近の急激な発展により、従来の動画像技術(蓄積、アクセス、表示)に加え、インタラクティブに動画像を扱う技術(ビデオハンドリング技術)の可能性が検討されてきている。これに伴い、動画像の持つ特徴を自動的にかつ高速に規定し、付加する技術の必要性が高まっている。今回、動画像の持つ特徴として動画像入力時のカメラ操作に着目した。動画像からのカメラ位置とその姿勢パラメータを推定する手法に関して多数報告されているが、そのアプローチの方法がミクロ的である。それゆえにビデオハンドリングヘの応用という観点からは、問題を残している。本研究では、動画像へのインデキシングと言う面を重視し、より実用に近い形での動画像から得られるオプティカルフローのマクロ的解析によりカメラ操作を規定する手法を提案した。カメラ操作を規定するために、カメラ操作とオプティカルフローのマクロ的関係を明確にし、カメラ操作規定に関するオプティカルフロー解析手法の確立、シミュレーションと実験による検証を行ったので報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-02-25