SDNNアルゴリズムを用いた巡回セールスマン問題の解法とその実験

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概要

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巡回セールスマン問題(以下,TSPと略す)をニューラルネットワーク(以下,NNと略す)で解くための表現方法としては,都市が訪問される順番をニューロンであらわした都市一訪問順序表現と,都市間の経路をニューロンであらわした都市一都市表現の二通りのものがある(図1,図2),前者による解法は,連続値のNNモデルを用いたものではHopfieldをはじめとして数多くの報告がなされている。また,2値のNNモデルを用いたものも報告されている。これに対し後者による解法では,効率的に解けたという報告はほとんどない、一方,本学で提案されたSDNNIは厳密な2値モデルであるため,コストを扱うことは難しいとされてきたが、今回,解の表現方法を都市一都市表現とし,コストを時間軸上で扱う実験を行ったのでその結果を報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-02-25

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