メディア操作言語「紋様」 : 言語の特徴
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概要
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マルチメディア処理では、対象がバラエティに富んでいるだけでなく、それぞれの操作自身も複雑である。このため、従来の数値データ処理等で一般的なサブルーチンパッケージでは、サブルーチンの数が多く、かつ対象と適合するサブルーチンの組み合わせやパラメータの適合性の検証に関して、利用者(プログラマ)に大きな負担を強いることが問題である。このような問題に対しては「オブジェクト指向」アプローチが有効である。メディア操作言語「紋様(Monyoh:Media 0peration Language System for Humanware)」は、帳票、文書、図形、画像、音声等を処理の対象=「オブジェクト」としてとらえ、それらを統一的に取扱うことを主眼とした言語である。特に、図形、音声、画像等の要素からなる、文書、帳票等の複合オブジェクト(第1図)を取扱うための「オブジェクトリンク機能」「オブジェクト制約機能」を特徴としている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
-
小泉 忍
(株)日立製作所システム開発研究所
-
小林 り恵
(株)日立製作所システム開発研究所
-
小泉 忍
(株)日立製作所 システム開発研究所
-
山野 紘一
(株)日立製作所システム開発研究所
-
山野 紘一
大阪経済大学
-
山野 紘一
大阪経済大学(元)
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