オブジェクト指向知識ベースを用いた漢字フォント生成システム
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概要
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漢字は英字に比べ形が複雑でありかつ字数も膨大であるため、漢字フォントの作成は多大な時間と労力を要する作業である。この問題を解決するために既にいくつか研究が行なわれてきた[1][2]。しかしながら、現在までに提案されている方法には一般的に以下のような問題点が含まれている。1.普遍性がない。即ち特定の書体にしか適用できず、書体が異なるとフォント作成の方法を変えなければならない。2.データの入力が大変である。漢字フォント生成に用いられるデータの精度に対する要求が厳しいため、莫大のデータを高精度で入力しなければならない。3.既存のデータを違う書体の作成に活用できない。漢字に関するデータが溝造化された形で扱われていないため、既存のデータを最大限に活用することが難しい。本論文では高品質のアウトラインフォントを生成する方法としてエレメント合成法を用いる。(1)の問題を解決するためにすべての書体に適用できるエレメント表現法を用いることを提案する。また(2)と(3)についてはオブジェクト指向による知識表現を採用し、知識に基づく推論機構を導入することで問題の解決を試みる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
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