objective-C記述のフレームワークの解析手法について
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概要
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オブジェクト指向技術を用いたソフトウェア開発では、既存の環境(フレームワーク)を利用することによって大幅な開発期間の短縮と品質の高いソフトウェアを得ることができる。しかし、フレームワークを再利用するには、そのプログラムを理解していなければならない。そこで、プログラムを解析する上で問題となった、動的な型を推定する手法について紹介する。objective-C言語では、インスタンス変数を全称的なデータ型idで宣言することがある。この場合、任意の型のインスタンスを代入できるため、クラスを知ることは難しい。また、任意の型を扱うことができるList等の要素を判断することも困難である。本研究では、オブジェクト指向言語objective-Cで書かれたプログラムにおいて、id型で宣言されたインスタンス変数の属するクラス及び、集合を表すオブジェクトの要素を特定する方法の提案と、分析の結果を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
-
中西 弘毅
日本電信電話株式会社ソフトウェア研究所
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彦坂 洋子
NTT(株)ソフトウェア研究所
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中西 弘毅
NTT(株)ソフトウェア研究所
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蔭山 克禎
NTT(株)ソフトウェア研究所
-
荒野 高志
NTT(株)ソフトウェア研究所
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彦坂 洋子
Nttソフトウェア研究所
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蔭山 克禎
NTT西日本
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荒野 高志
日本電信電話株式会社マルチメディア実験推進室
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