オブジェクト指向分析・設計法における関連の明確化

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概要

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膨大で多種多様な光加入者系の線路設備のデータを効率よく管理、運用するためには、データの一貫性を保つことが重要である。そのために従来、特定の業務AP・モジュールに強く依存していたDBを、オペレーションプラットフォーム構成に基づいて論理的に1つの共通DBとして構築し、データを一元的に管理する必要がある。これまで、線路設備オブジェクトをOMT法により分析設計し、オブジェクト指向DBMS (OODBMS)を用いて共通DBのプロトタイプを開発した。OMTは表現能力の高い手法であるが、我々の対象領域では、設備オブジェクト間の複雑な関連を表現できないものがあった。また、オブジェクトモデルから動的モデル、機能モデルへの移行がスムーズにいかない例も見られた。そこで、本論では線路設備をより現実に即した形で表現し、大規模データベースを開発する場合に有効なズーム機構も考慮した関連の定義・表記を提案する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-09-20

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