大規模ネットワークシステムにおける経路情報制御方式の一考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
情報化社会の進展に伴いWSやPCのLAN接続、およびLAN間を広域網接続した大規模なネットワークが形成されてきている。ルータはネットワークを相互接続し、ルーティングプロトコルによってルータ間で経路情報の交換を行ないながら、経路上での障害発生による動的な経路の変更などの経路制御を行なう。この経路制御はGateDなどのルーティングプロトコル制御ソフトウェア(以下、経路制御ソフトウェアと呼ぶ)によって行なわれる。複雑で大規模なネットワーク環境下において信頼性の高い経路制御を行なうためには、様々なネットワーク環境下での経路制御ソフトウェアの動作テストが必要となる。しかし、実際はテストを行なうために必要なルータなどのリソースが物理的に限られるため、テストが可能なネットワークの形態、規模は限られてしまう。我々はこれを解決するために、仮想的に構成された大規模なネットワーク環境における経路情報を、テスト対象となるルータに配布しテストするルーティングプロトコルシミュレータを開発した。本稿ではこのルーティングプロトコルシミュレータの概要について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
-
高田 治
(株)日立製作所システム開発研究所
-
村上 俊彦
(株)日立製作所システム開発研究所
-
浅井 博
(株)日立マイコンシステム
-
福島 英洋
(株)日立製作所システム開発研究所
-
森本 茂樹
(株)日立製作所オフィスシステム事業部
-
村上 俊彦
(株)日立製作所 システム開発研究所
-
福島 英洋
日立製作所システム開発研究所横浜ラボラトリ
-
高田 治
株式会社日立製作所システム開発研究所
-
高田 治
(株)日立製作所
関連論文
- 投稿型動画視聴におけるユーザ間リアルタイムコミュニケーション支援システム(支援・管理システム,システム開発論文)
- マルチプロセッサ構成を用いた高速 LAN 用通信制御装置の性能評価
- リアルタイム型・蓄積型統合マルチメディアコミュニケーションシステム : コンセプト及び基本機能
- セキュアサービスプラットフォームにおけるセキュア通信の状態検知
- セキュアサービスプラットフォームにおけるセキュア通信の状態検知
- B-7-16 セキュアサービスプラットフォームにおける認証モデルの一検討(B-7. 情報ネットワーク, 通信2)
- ATM 方式を用いた基幹LANにおける高速ブリッジ接続方式の提案
- LAN間ブリッジ接続に関する一考察
- 無線センサネットワークにおける自律分散型ストレージ方式
- 通信処理サーバにおける高効率高速・多回線制御方式の検討
- マルチメディア統合環境におけるリアルタイム通信プロトコルへの課題
- 大規模ネットワークシステムにおける経路情報制御方式の一考察
- B-6-172 マルチキャスト ルータ用テストツールの開発
- リアルタイム・蓄積統合マルチメディアコミュニケーションシステム
- アクティブネットワーク技術を用いた大規模・高品質サービスソリューション (特集 21世紀のビジネスソリューションを実現する通信インフラストラクチャー)
- 多端末ネットワークノードプロセッサを対象としたUPテスト支援システム
- 大規模インターネットにおける広義QoS保証方式の提案
- 経路制御ソフトウェアテスト用シミュレータの開発
- プロセス制御におけるコンピュータネットワーク
- オフィスコミュニケ-ション環境を改善するマルチメディア通信システム"Talkware" (業務革新のための情報通信ネットワ-クシステム)
- C-017 実回線を用いたiSCSIリモートコピー機能の性能検証(ハードウェア・アーキテクチャ,一般論文)
- バックボーン・ルータにおける経路制御情報共有方式の一考察
- リソース管理サーバを用いたネットワーク・リソース予約方式の検討
- B-6-116 MPLSネットワークにおける優先度を維持した障害復旧方式