SIMD型超並列計算機におけるリバモアループの並列化とその評価
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概要
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リバモアループ[1]は科学技術計算用コンピュータのFORTRANの処理能力を測るために,アメリカ合衆国のローレンス・リバモア研究所で作られたベンチマークプログラムである.流体,連立1次方程式,三重対角行列の処理,偏微分方程式直接解法,差分予測,粒子シミュレーションなど主に核融合における大規模計算の中核コードを集めた24個のループで構成されており,スーパーコンピュータなどの性能評価に広く利用されている.SIMD型超並列計算機の有効性を検証するために,リバモアループのSIMD型並列化を試みた.実際に,我々が開発したSIMD型超並列計算機SM-1[2]で性能評価を行い,代表的なSIMD型超並列計算機であるコネクションマシンCM-2で行われたリバモアループによるベンチマーク[3]の追証を行なった.本稿では,SM-1の概要と,リバモアループを並列化した場合の性能評価した結果について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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