SIMD型超並列計算機SM-1における仮想プロセッサ機能の実現
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概要
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並Cは,SIMD型超並列計算機SM-1上でのプログラミング言語および他のプログラミング言語のターゲット言語として開発されたSIMD向き超並列C言語である.並Cにおける基本的な実行環境は,多数のプロセッサ(PE)からなるPEアレイと,フロントエンド(FE)より構成される.並Cは言語[figure]仕様上,実行環境に強く依存するようなプログラムを要求するため,実PE数を超えるような要素数の並列データ処理の場合,データの配置や並列演算のエミュレーションなどはプログラマが行う必要がある.しかしデータ並列プログラミングにおいては,並列処理に必要十分な個数のPE(仮想PE)の存在を仮定することによりアルゴリズムの記述が簡潔となることが多い.そこで今回,仮想PEを想定している並Cプログラムを実PE上で実行可能な形式に変換するためのトランスレータを実現した.本稿ではこのトランスレータの概要について述べると共に,変換されたプログラムの例をもとに,変換適用時の実行効率に対する影響について考察する.
- 1993-09-27
著者
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