TUPLE: SIMD 型超並列計算のための拡張 Common Lisp
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概要
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SIMD(Single Instruction,Multiple Data)型超並列計算機上で動作する拡張Common Lisp言語および処理系であるTUPLEについて報告する.TUPLEはSIMD型超並列計算の機能をCommon Lispに付加したものである.従来のSIMD型計算機用のLisp言語とは異なり,膨大な数のCommon Lispサブセットの処理系が並列に動作するという計算モデルをTUPLEは採用している.この目的のために,ターゲット・マシンの各PE(Processing Element)は,固有のヒープをその局所メモリに保有する.これらのサブセット処理系を,フルセットのCommon Lisp処理系が制御し,ユーザは,フルセット処理系を使って並列プログラムの開発と実行を行う.本稿は,TUPLEの言語と処理系の概要を紹介するとともに,1024台以上のPEを有するSIMD型超並列計算機MasPar MP-1におけるTUPLEの実現について触れ,その性能評価結果を報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-11-15
著者
-
湯淺 太一
豊橋技術科学大学
-
安本 太一
愛知教育大学
-
永野 佳孝
名古屋工業大学大学院工学研究科
-
安本 太一
愛知教大
-
永野 佳孝
豊橋技術科学大学情報工学系
-
畑中 勝実
豊橋技術科学大学情報工学系
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