複数セキュリティ領域間の暗号通信に適した鍵管理方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
コンピュータの普及と共に、コンピュータ本体のセキュリティ機能を強化したいというニーズが増大している。従来、コンピュータ内部に暗号化のメカニズムを実現する方法として米国暗号標準DESを用いる方法が有名である。しかし、国際標準化機構ISOでは、暗号化方法は国際規格として一本化しないことに決まり、さらに複数のセキュリティ領域でそれぞれ個別のセキュリティメカニズム等を設定するセキュリティ方策という概念が導入されている。このような複数暗号、複数セキュリティ領域の考えに適したセキュリティシステムの構築方法として、手続き秘匿、公開の両暗号化方法を併用した鍵管理方法を開発した。本稿では、この鍵管理方法の基本的考え方、概要、適用例について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
-
宝木 和夫
(株)日立製作所システム開発研究所
-
橋本 和夫
(株)日立製作所システム開発研究所
-
宝木 和夫
(株)日立製作所 システム開発研究所
-
宝木 和夫
(株)日立製作所
-
山下 正弘
(株)日立製作所汎用コンピュータ事業部
関連論文
- 暗号ブレイク対応電子署名アリバイ実現機構(その2) : 詳細方式
- 楕円曲線を利用した高速暗号化方法
- 情報システムにおけるリスク分析の一方法 (エキスパ-トシステム開発技術)
- ICカ-ド利用の電子取引用認証方式 (ICカ-ド)
- 公開鍵暗号に基づくセキュア電子透かしシステム
- PANAMA型擬似乱数生成器の乱数性
- ソフトウェアに適した擬似乱数生成器の提案
- これからの社会を守る日立の先進セキュリティ技術 (安全・安心を支える日立グループのセキュリティソリューション)
- 3. 共通鍵暗号の発展(1. 21世紀初頭の暗号技術)(電子社会を推進する暗号技術)
- BB84プロトコル向け認証方法の提案(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- BB84プロトコル向け認証方法の提案(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- BB84プロトコル向け認証方法の提案(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- プライバシを考慮したアイデンティティ制御方法
- プライバシを考慮したアイデンティティ制御方法
- 暗号機能付きシステムLSIとその応用 (特集 システムLSIとその応用)
- マルチメディア衛星通信のシステム構成
- 形式手法を用いたディジタル署名システムの安全性評価(ディペンダブルソフトウェア)
- モーバイル環境に適した圧縮/暗号通信方式(2) : 圧縮/暗号同時実行アルゴリズム
- 5D-3 ホームネットワークにおけるコンテンツ保護のための暗号化方式
- 印鑑と電子印鑑の歴史と類似性の分析(21世紀のコンピュータセキュリティ技術)
- 電子商取引 第2回 電子商取引を支える基本技術
- 複数セキュリティ領域間の暗号通信に適した鍵管理方法
- 情報システムと暗号技術
- 暗号方式と応用
- 電子認証向けラビン型公開鍵暗号アルゴリズムの改良
- RSA暗号鍵高速生成方式
- コンピュ-タネットワ-クを利用した取引における認証技術の動向
- 金融機関におけるシステムセキュリティ技術 (金融情報システムの展開)
- 離散形最適化のためのMao & Wallingfordの手法の拡張
- 暗号技術からの安全・安心社会について
- クリティカル・テクノロジー(11)暗号技術
- カ-ド会社とセキュリティ技術 (カ-ド)
- 構造体と構成要素に関する故障デ-タを併用した事故発生ひん度推定方法
- 情報ライフラインを支えるトータルセキュリティソリューション"Secureplaza" (特集 ユビキタス情報社会を支える情報・通信部門の事業ビジョン「情報ライフラインはHITACHI」)
- ネットワ-クセキュリティ技術 (ネットワ-クシステム技術)
- 擬似乱数生成器を使ったメッセージ認証可能な共通鍵暗号の提案
- MULTI-S01のパディングと安全性についての考察