分割・再構成によるループの並列化変換について
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概要
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マルチプロセッサシステムにおいて並列処理を行う場合に、最も実行速度の向上が期待できるものはループを並列化して実行するものである。ループの並列化手法では、これまでdo all, do across, cycle shrinking等の手法が提案されている。ループを並列に実行可能な要素に分割する場合、各要素が割当てられるべきプロセッサ間のデータ転送をできるだけ少なくすることが望ましいが、ソースプログラムの静的な構造だけから変換を行う手法では不要なデータ転送や待機が入り込むことがある。ここでは、ソースプログラムの形式から直接に導かれる変換で、1つのループを多数の並列小ループとして分割し、データ転送や待機が少なくなるように再構成する手法について提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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神野 俊昭
(株)日立製作所システム開発研究所
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十山 圭介
(株)日立製作所中央研究所
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十山 圭介
(株)日立製作所システム開発研究所
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大西 裕二
(株)日立製作所システム開発研究所
-
十山 圭介
(株)日立製作所 中央研究所
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