意味属性に基づくテキストベース検索処理
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概要
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テキストベース検索は、蓄積されたテキスト情報(文の集合)から目的とする文の検索を行う。一般に検索は、蓄積された各々の文に文の内容を表すキーワードを付けておき、それをユーザの入力した文に含まれるキーワードと照合することで行われる。しかし、このキーワードによる検索法では、ユーザが検索キーを知らないと、検索することができない。そのため類義語辞書などを使ってキーワードを置き換えて検索が行われるが、この場合でも「頭が痛い」という入力で「頭痛がする」といった文を検索することはできない。ユーザは蓄積されている文がどの様な表現を使って書かれているかを知らないので、入力文に同じ表現が使われるとは限らない。それに対応するためには、入力に合致した文が無い場合でも意味内容が類似した文を検索する方法が必要となる。本稿では単語の持つ意味属性を利用することによって、2つの文の間の意味的な類似度を算出し、類似度の高い文を検索する処理を提案する。また、この処理を用いたテキストベース検索システムの例について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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