分離した地図記号の特徴抽出
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概要
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近年、コンピュータによる地図情報処理に関する研究が進められている。地図は、その中に多くの情報が盛り込まれていて、この地図情報を活用していくためにコンピュータ技術の導入が有効である。縮尺:1/25,000、1/50,000などの中縮尺の地形図は国土地理院が発行しているので信頼性が高く、記号・色調なども規格化されている。 また、入手も容易でその応用範囲も広いが、一枚の地形図中に含まれる情報も広範囲かつ複雑であるために地図情報の認識をするには困難を要する。中縮尺の地形図の記号の中で、一つの記号が一つの画像で表現されているものはすでに研究されているので、本研究では特に一つの記号が複数の画像から成っているもの(以下、分離地図記号と呼ぶ。)の特徴抽出および認識をすることを目標としている。一つの画像が一つの記号を成しているものは、その画像の構造を認識すればよいが、分離地図記号は、その画像が複数であるため、さらに画像間の位置関係などを認識する必要がある。本研究では、実験資料として縮尺1/25,000の地形図の地図記号を用いて分離地図記号の認識を行う。分離地図記号は図1に示すように17個である。この記号を個別に入力し、数量的特徴を用いてクラスタリングを行い認識の実験をした。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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