LANDSAT・TM画像データを用いた広域蒸発散量の挙動
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
地球環境を左右する蒸発散量の変動は点観測での研究がなされてきたが面的広がりのある地域でのシステム研究ガ非常に困難であるといわれてきた。著者らは人工衛星画像データから土地被覆分類を試み、土地被覆を面的に把握するとともに、標高データや気象観測データから推定実蒸発散量を算定するシステムを開発してきた。しかし、このシステムでは広域蒸発散量を月平均のデーダを用いて月単位で算定するものであり、年間の周期性や数年の相対的変動調査に用いることができる反面、日もしくは週単位での算定をすることは現システムでは困難である。また、土地被覆分類も季節変動の要因が含まれていないため、これらの変動は地中熱フラックス係数Crやアルベドpで代用する形式をとらざるを得ないのが現状である。そこで、本研究では推定実蒸発散量Eacを詳細に分析して、どのような要因が主要因となるのか、それらの要因がどの程度推定実蒸発散量Eacに及ぼすのかを究明することにした。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
関連論文
- 衛星画像データにもとづく広域的農業開発適地選定
- 幾何学的特徴による地図記号認識
- 分離した地図記号の特徴抽出
- Successive Orders Methodによる一次散乱光の算出アルゴリズム
- リモートセンシング画像データに及ぼす大気の光学的厚さの基礎研究
- 3.2.47 防災科学技術にかかわるリモートセンシング情報処理に関する研究(3.2 経常研究,3. 研究業務)
- 光磁気ディスクDRAW型を用いたデータ圧縮 : リモートセンシング画像データへの適用
- 衛星画像のニューラルネットを利用した階層的分類
- リモートセンシングマルチスペクトル画像のニューラルネットを利用した分類
- LANDSAT・TM画像データを用いた広域蒸発散量の挙動