リモートセンシング画像データに及ぼす大気の光学的厚さの基礎研究
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概要
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リモートセンシングを行う際、観測対象とセンサーの間には大気が存在する。このためセンサーに入射する光線は大気による散乱・吸収を受けている。また、対象物の反射率が低い場合、反射成分以外の要素(スカイライト成分等)がセンサー受感レベルに大きな影響を与えると考えられる。これは陰影部や起伏の多い山地斜面においても同様にいえる。本研究はこれらの問題を解決するための基本となる大気の透過率に大気の光学的厚さが関係すると想定されるので、光学的厚さに関するモジュールの開発を行う。大気の光学的厚さは一般に空気によるレーリー散乱およびミー散乱、オゾンによる吸収などによる光学的厚さの総和となろう。これらのうち、本研究ではレーリー散乱とオゾンによる吸収のみを取り扱う。なお大気モデルは平行平板大気と仮定して以下論述する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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