並列制約充足アルゴリズムとそのKL1による実現
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概要
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設計問題や画像理解などの分野では「制約」に基づいて問題解決を行う研究がなされてきている。このような問題では、「制約」とはある要素間の関係を記述したものであり、「制約充足」とはこの要素間の関係を満たすような解を見つける問題解決である。本稿では、変数の組とその変数間で考えられる関係をすべて列挙したもの(解候補)の対を「制約」と考える。この場合、解領域は有限で離散的であるので「制約充足」は組み合わせ問題を解くことに等しくなる。組み合わせ問題は一般に効率面で問題がある。そこで本稿では、効率改善のための第一歩として並列制約充足アルゴリズムを提案し、それを並列言語KL1で実現する方法を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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