物理パラメータ間の因果解析アルゴリズムの拡張
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
物理システムの属性を表す物理パラメータとそれらの間に存在する制約関係とで表現された物理モデルを用いて,故障診断や挙動推論などを行う場合,これらの物理パラメータ間の因果関係を解析することが必要である。[1],[2]では,対象物理システムが,恒常的に成立する平衡方程式と微分方程式により表現されると仮定して,パラメータ間の因果関係を解析している。しかし,一般に物理法則は適用条件を持ち,適用条件が真である時のみ制約式として働く。また,物理システムに対する制約には,不等式で表現されるものがある。本研究では,物理システムが等式・不等式などの多様な形式の制約式で表現され,かつそれらの制約式が適用条件を持つ場合の物理パラメータ間の因果関係を解析するアルゴリズムについて報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
-
坂根 清和
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
-
川岸 太郎
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
-
生駒 憲治
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
-
川岸 太郎
(財)新世代コンピュータ技術開発機構(icot)
関連論文
- 対象系の分割を用いた定性推論
- 物理パラメータ間の因果解析アルゴリズムの拡張
- 並列制約充足アルゴリズムとそのKL1による実現
- 並列分枝限定法による混合整数計画問題の解法
- グラフ理論による制約解析および手順生成