制約概念を導入した知識表現言語
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概要
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最近、フレームやオブジェクト指向のモジュール性と、制約による関係記述を融合した知識表現言語の開発が盛んである。この背景には、フレームやオブジェクト指向知識表現はモジュール性を高めることには有効だが、フレームやスロット間の関係記述には弱いという欠点と、その欠点を補うために関係記述に強い制約指向パラダイムがあり、その結果としてこれらを融合したものが注目されるようになったのである。そこで、我々は知識表現言語として制約概念とフレーム表現に注目し、現在開発を行なっている。本稿ではその中の一部の機能である制約伝播について、フレームに導入したときの考え方や実現方法について述べる。なお、本システムはSicstus-Prolog vers.0.6で実現している。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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