DOC,LEARNシステムの実現
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概要
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UNIXワークステーション及びPCをイーサネットで結ぶ環境で以下に述べる情報教育用のシステムを開発した。オンライン化された教科書をページ毎に読むだけでなく、必要なら関連ページを複数のウィンドウ上に表示し理解を助けるシステムをDOCシステムと定義する。関連項目の自動検索機能を含むデータベースマネジャおよび専用のウィンドウマネジャをDOCシステムの実現のために開発した。また、複数のウィンドウを活用した対話的な問題・回答ループの学習システムをLEARNシステムと定義する。解答による複数の問題への分岐を含むのはもちろん、必要に応じて、DOCシステムとの相互乗り入れがウィンドウシステム上で容易にできることを特徴とするLEARNシステムを開発した。本システムではオンラインデータの利用が基本であるが、ハードコピーの要求に迅速に対応できるPSインフォシステムを内蔵している。これは、オンラインデータの必要ページをポスト・スクリプ卜言語で出力するサービスを行う。なお、LANの外部から電話回線でこのシステムを利用することにも開発当初から注意を向けていたので、Xウィンドウ版、文字端末向けのCURSES版の2つのバージョンが現在用意されている。本報告では、これらのシステムの概要と技術的問題について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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